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Don't hesitate to hesitate.

ただの記録

つながり

チャイコフスキー 弦楽のためのセレナード 第一楽章 なう

 

唐突にはてぶを始めたいと思った。新規登録しようとしたら、1年前に同じことを考えた自分が同じことをやっていて、ブログも書いてあった。内容はネットで知り合った女とやった、という話で、今回書こうとした内容とまったく同じものである。こいつ馬鹿なんじゃないかと思う。

今回の相手とは数週間前からサイトでやりとりをして、毎日寝る前にメールをチェックして返信するのが習慣になっていた。会おうと言う話になったのは2月13日の土曜日。朝8時から夜10時半まで働いている日だ。

 

そして今日・・・の話をする前に、これまでの話を。

 

すこしまえ、会社で不祥事をやった(性的なものじゃない)。全社で議題にあがり、憂鬱な数日間を過ごしていた。夜は眠れず、動悸がし、呼吸が荒くなった。死にたいと思って、枕元に包丁を持ってきて、「こころ」のKみたいにおなかを刺そうとした。ぐりぐりとぶっ刺し、温かい血が布団に染み込んでいくのを想像した。しかし一線は越えられなかった。越えられないだろうとも思っていた。

安心して眠り、希望ある人生を送りたい。

気持ちが崩れ、前頭葉が恐怖で委縮しても、僕はその願いを捨てることができない。自分の身体に刻み込まれている願いだ。本当の不安に苛まれた時、深いところで僕はそれを感じ、ときに泣きそうになる。

 

心配した親が来てくれた。ご飯を食べ、映画を返しに行き、温泉にいった。仕事を辞めて、教師か公務員にでもなれと言った。もちろんそれもありだ。そしてどうなってもいいともう一度思えた。少し救われた。

 

それが金曜日の朝。土曜日が昨日で、日曜日が今日。では今日の話。

 

めずらしく朝から雨風が強く、修理に出していた車をとりにいったのだが、傘は壊れ、濡れて帰ってきた。相手とメールアドレスを交換して、時間を調べて横浜へ向かった。

みなとみらい集合。相手は決して美人とは言えず、体重は目測55キロぐらい。期待をしていたわけではなかったから、特に何も思わなかった。

あらかじめ調べていたパスタ屋に入り、シラスパスタを食べた。おいしかった。天気も徐々に回復し、気分も穏やかになっていった。

今回心に決めていたのは、相手と対面しているとき、「やれるかどうか」ではなく、「どうすればこの相手とよいセックスができるか」をテーマに据えるということだった。代々木忠の本を読んでいたのだ。代々忠は女をイカせたいと思っているAV監督だそうな。精神性の高いよいセックスとは、テクニックではなく、相手と向き合い、自分のすべてを相手に受け渡すことによって可能であると書いてあった。そして自分がその域に決して達していないことを重々承知していた。

 

幽霊船のアトラクチャーに乗って、観覧車に乗った。天気はよく、みなとみらいの人工的な街並みがよく見えた。ほっぺたとかにキスをしたりして、絡んでいった。

眠くなってきたと言ったので、桜木町近くのホテルに向かった。地理に明るくないのだが、桜木町の北側の野毛は天王寺とかを思い出させる風俗飲食店街になっていて、ホテルは全くラブホテルらしくなかった。安いビジネスホテルで、3時間コースがある、というだけのところだ。エレベーターの照明だけなぜか青かった。

結論から言うと、いかせることはできなかった。僕は途中で力尽きた。1発やってしまうと、あとはどうでもよくなってしまう。もちろんやったあとは、やさしい声をかける。ただそれはやったあとに相手をぞんざいに扱う男になりたくないからそうしているだけであって、心からそうしているわけではない。その瞬間に女が死んだとしても僕はどうも思わない。そしてそのオーラは相手に伝わるから、その後の関係はぎくしゃくし、お互いはやく別れたいと思っている。寝た男の数、もとカレの話、つらつらと聞き、シャワーも浴びずそのまま出て、駅前で向こうから「じゃあここで」と切り出してきた。僕も同じことを考えていたから、何の問題もなかった。僕はそのまま関内まで歩き、適当に買い物したり喫茶店にいったりして、帰った。

 

こうしてまた僕は最低のセックスをしたのだった。どう考えてもすべてを履き違え、勘違いしている。きっと誰かに殺されるべきなんだろう。