Just a memory.

ただの記録

true tears~世界革命戦争の前夜に~

true tears の登場人物のほとんどは最低である。乃絵はメンヘラだし、比呂美は性格悪い根暗だし、眞一郎に至っては地主のおぼっちゃんのくせに女に対しておせっかいで絵本とか書いちゃってる痛いクズである。

 

それと同時にこのアニメは僕が一番好きな作品であり、つらいとき何度も見返しては勇気付けられてきた。僕が好きなのは、子供時代の夏休み、比呂美が地面に座り込み、泣きながら眞一郎の浴衣の袖を掴んで離さないシーンだ。このシーン、比呂美がかわいくなかったら、あっという間に笑劇に変貌する。もちろんすべての恋愛モノはかわいい→不細工に変わればファルスと化す。でもこのシーンはそれがとてもシリアスにつきつけられるのだ。理由はわからない。でもそれが好きだ。