Just a memory.

ただの記録

そして愛されたのであれば

朝の眩暈がひどい。自分の脳が夢を離れ、現実に同期するのに時間がかかる。誰かが書いていたように、夢の中にいる人間が夢から脱出するのは、原理的に不可能なのだ。いずれぼくも永遠に夢から醒めなくなるだろう。統合失調でも、アルツハイマーでも、死でもなんでもいい。待望だ。

 

夜、思い立って一乗寺までラーメンを食べにいった。鴨川沿いを6キロほどのぼる。それがまぎれもない現実であったかはわからないが、川沿いを走るのは気持ちよかった。いかんせんGWの京都はひとでごったがえしていて、人間不信とひきこもりがワンセットでやってくる。夜の自転車はそれらをすこしやわらげてくれる。

 

 

おととい夜、ぼくは好きでもない女とセックスしてしまって、それだけならいいのだが、相手がぼくともっといたがったのが目に見えてわかって、それが嫌で嫌でしかたなかった。もう二度と会いたくないと思う。会うべきでないと思う。それは僕自身の問題として解決できることだ(相手彼氏いるみたいだし)。なんとかしなければいけない。

 

でも「嫌で嫌でしかたない」という感情、女子中学生みたいですごいと思いませんか?まだそんな強い感情がはっきり自分の中に芽生えること、それに驚いてしまった。これは涙してもいいぐらい価値ある出来事だ。このことを誰かにわかってほしい。