Just a memory.

ただの記録

2018-01-01から1年間の記事一覧

むきあうこと

だれかとちゃんと向き合えるかどうかなんてことは、そのときになってみなければわからない。いや、そのときになってもわからないかもしれないのだ。予言は意味をなさない。

汚れても汚れないもの「セッちゃん」大島智子 書評

世界への興味が失われ、合理性や快楽をたよりに生きている人間が、ふとした瞬間に誰かの笑顔を願う。でもたいていその願いは理解されない。願う人間も一時、この願いはなんだったんだろうかと訝しむが、最後には忘れ去てしまう。 だけども、ときどき、その願…

かなしみ

詩を書こうものならいくらでもかける。ただ、私は私の心が高じて、心が先んじた結果、君がいなくなってしまうことが怖いのだ。たとえ僕に言葉を紡ぎ出す力があったとしても、なんの意味もなさないだろう。

流星群

ひとりの女のことばかり考えている。彼女について欠点をあげればきりがない。顔についてはかわいく見えるが化粧が濃い。決して面白い話ができるわけでもない。無意識なのかなんなのか、失言は多い。彼女ではなくぜんぜん違うブスが同じ内容を話していたら、…

そして愛されたのであれば

朝の眩暈がひどい。自分の脳が夢を離れ、現実に同期するのに時間がかかる。誰かが書いていたように、夢の中にいる人間が夢から脱出するのは、原理的に不可能なのだ。いずれぼくも永遠に夢から醒めなくなるだろう。統合失調でも、アルツハイマーでも、死でも…

感情

ホテルを出ると、早く女と別れたいと思ってる。ハエがぶんぶん飛ぶ繁華街を、何もしゃべらずに歩く。駅に近づいて、帰るそぶりを見せると、お腹が空いたなぞとつまらないことを言い出す。しょうがなく近くの洋食屋に入り、ハンバーグを頼む。待ってる間も、…

不眠

3日ほど不眠が続いている。初日は職場の送迎会があったときで、飲んだせいか寝つきが悪かった。二日目は翌日の朝が早く、また歯がなんとなくきになって寝つけず。そしてゆうべは女の家に泊まりこんでた。朝、帰ってくるときタクシーに乗ったら、初乗り料金が…